二人はバイト帰りにすれ違うだけのあかの他人 触れるだけで罪にもなる 「男」と「女」 彼女は云う 「暴行受けるは、痴漢に遭うは、あんたみたいに遊んでる人間じゃないんだから!」 オレの払った腕が彼女を捕らえ、それが噛み合わない会話の始まりだった。 生温い風が頬を撫でると目の前の現実が遠くなる。 それは深い深い夜の始まり。 繰り広げられる甘美なひと時の入り口 そう、彼女と俺は確かに繋がった。 身体と、そして欲望が 「したい」「されたい」 そんな二つの理性の底に転がる願望を真夜中の魔法が繋げたのか— アソートカードと呼ばれる下世話な都市伝説 それは話通り、真夜中に見た深い夢のようだった。